高血圧症の予防を困難にしている原因の一つに、特段の自覚症状を伴わないことがあげられます。高血圧症が亢進すると脳梗塞など重篤な合併症を発症してしまうので、早期発見により降圧剤などの薬や食事療法により治療することが大切です。現在、高血圧症の患者数は3000万人とも言われており、医療現場では日本高血圧学会のガイドラインなどを診断基準にして治療がおこなわれています。

高血圧症とうまくつきあいましょう

高血圧症の患者数は、3000万人とも言われていますのでもはや国民病といっても過言ではないですね。

医療現場では高血圧学会のガイドラインなどを診断基準にして治療がおこなわれていますが、高血圧症は特段の自覚症状を伴わないため、罹患している本人に「私は高血圧なんだから気をつけなければ」といった予防に対する意識が薄いようです。

そのため、高血圧症はどんどん進んでしまい、気づいた時には脳梗塞や心筋梗塞など命の危険が迫る合併症にかかってしまう場合も稀ではありません。

定期健診などで高血圧症を指摘されたら、高血圧の原因となる生活習慣を見直して食事療法に専念したり、適度な運動を心がけましょう。

また、お医者さんに降圧剤など薬の服用を指示された場合は、自分勝手な判断で途中でやめないように注意しなければなりません。

高血圧の日常留意点

さて、このサイトでは高血圧症と診断された方への日常生活における留意点をまとめてみました。

とりあえず、高血圧症の方が現在直面しているであろう問題点のみを掲載いたしましたが、今後は高血圧症に関する話題をさらに掘り下げて情報を更新していきますので楽しみにしてください。

わたしは、40代前半に定期健康診断で高血圧症を指摘されましたが、特段これといった身体の不調は感じられなかったため、その後も相変わらず不規則な生活を続けていました。

会社では毎晩遅くまで残業をして、週の大半は夜遅くまで飲みの接待、我が家は出張先のホテルみたいなもので、子どもの世話は家内に押し付けっぱなし。

まさに高血圧症など何処吹く風のような勝手きわまりない生活、でもそんな不摂生のつけはことのほか早く47歳の時に訪れました。

接待にかこつけて深酒をした次の日、頭が痛むのはいつもの通りでしたが、心臓の鼓動がバックンバックンといつまでも止まりません。

なぁ〜に一服したら収まるだろうといつも通りタカを括り、タバコの煙を吸い込んだらさあ大変!!

心臓の鼓動はますます高くなり、ドックンドックンと耳の付け根まで響いてきます、そして何分経ってもとまらないのです。

「そういえば以前検診で高血圧症だと言われたよなぁ」ふいに臆病風に吹かれ、すぐにかかりつけの病院に向かいました。

血圧を測ったら、なんと上が194で下が110!!

病院で測る血圧は高く出るとよく言われますが、決してそんなレベルの高さではありません。

また、失礼ながら、血圧を測ってくれた看護婦さんは私がそんなに緊張するほど見目麗しいお嬢さんでもありません。

お医者さんが私の心臓のレントゲン写真を見ながら、「まだ、そんなに心臓は肥大していないなぁ」といいますから、「心臓に何が関係あるのですか」と馬鹿な質問をしたところ、「高血圧症の方は心臓に大きな負担がかかるので、心臓が肥大していろいろな合併症がおきてくるんですよ。」との由。

その後、降下剤を服用するようにいわれましたが、身体には人一倍自信があった私には死刑判決のようなものでした。

血圧の薬渡された薬はオルメテックの20ミリ錠、お医者さんの話では初期の高血圧症患者が服用する降下剤ということでした。

一度に3週間分しかもらえないので、今でも1ヶ月に一回は病院通いをしています。

以上、恥をさらしてしまいましたが、このことを機会にこれまでの自分の生活の無軌道ぶりを深く反省させられました。

ご覧頂く内容は、お世話になっているお医者さんから拝聴したお話や高血圧症の診断を機に高血圧症に関する参考文献を読んで私が実践したり心がけていることです。

高血圧症の方の病状の改善にお役に立てれば幸いです。

高血圧症がもたらす身体への深刻な影響は突然露呈します。

高血圧症が身体に根付き始めても、特段の自覚症状はでてこないため、なかなか生活習慣を改めることは困難です。

高血圧症の別名はサイレントキラー、無視したりあなどったりすることは命にかかわる問題になります。

なくしたものは、その気にさえなればたいていのものは取り戻せます。でも一度失ってしまった健康は、泣こうが叫ぼうが決して戻ってきません・・・

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