「高血圧と塩分」のページでは、高血圧症と塩分摂取の因果関係について話題を提供しています。塩分は普段の食事で十分必要量が確保できます。ですから、間食やお酒の肴に含まれる過剰な塩分摂取には十分注意しましょう。

高血圧と塩分

私たちが日常生活において摂取する食品には加工食品がたくさんあります。

味噌や醤油と言った日本食には欠かせない調味料を始めとして、漬物や佃煮、バターやチーズ、インスタント食品やスナック菓子に至るまで、味付けには食塩が使われています。

私たちの食生活が甘口の米飯を主体としたものなので、どうしても惣菜には塩分の豊富なものが使われてしまうということなのでしょう。

反面、私たちが生命を維持し、健康を守るために必要な塩分は日当たり1〜2グラムといわれていますが、高血圧症の場合の減塩療法の基準としては日当たり6〜7グラムとされています。

高血圧症の程度によりこの基準値は上下しますが、この基準値以下であれば血圧への悪影響はないそうです。

必要摂取量の2〜3グラムに対して高血圧症減塩療法の基準摂取量が6〜7グラムですから、これを守ることは一見簡単そうに見えます。

高血圧症者は塩分を抑えた食事が大切

しかし、一日に2〜3グラムの塩分は、全く加工されていない天然の食物を摂取するだけでとれてしまいます。

加えて、前述のように私たちの身の回りには、味付けに用いる調味料にさえ塩分が含まれており、その他にも惣菜などにはたくさんの加工食品がありますので、6〜7グラムの塩分摂取をキープすることはとても難しいことだということができます。

ですから、無理をせず減塩食を継続して摂るための方策が必要になってきます。

以下に私が気をつけている項目をあげますのでご参考にしていただければ幸いです。

@加工食品はなるべく口にせず、生鮮食品を積極的にとること。

A意識して野菜や果物を多く食すること。

Bレモンやみりん、胡椒などの香辛料を塩代わりに利用すること。

C減塩食品や、減塩調味料を利用すること。

D一品だけ満足のいく塩味を効かせた食材を用意し、あとは塩分を控えた食材を食すること。

味も素っ気もないと思われるかもしれませんが、工夫次第で満足のいく食事になります。

特にDはおすすめ、是非試してください。