高血圧ガイドラインの血圧分類。血圧正常値と高血圧の境界は縮小期血圧140、拡張期血圧90と定義されています。

高血圧ガイドラインの血圧分類

高血圧ガイドラインの血圧分類は現在以下のように定義されています。

■血圧正常値

まず、血圧正常値と高血圧との境界は収縮期血圧(最高血圧)140、拡張期血圧(最低血圧)90。

正常な血圧は3段階で評価され、

@収縮期血圧120未満かつ拡張期血圧80未満

を「至適血圧」とし、1997年にアメリカの合同委員会によって理想的な血圧として位置づけられました。

そして、次の段階が「正常血圧」で、

A収縮期血圧130未満かつ拡張期血圧85未満。

次に、高血圧までの端境数値、

B収縮期血圧140未満または拡張期血圧90未満

を「正常高値」と位置づけています。

■高血圧

高血圧は3段階で評価され、

@収縮期血圧140〜159または拡張期血圧90〜99までをステージ1

A収縮期血圧160〜179または拡張期血圧100〜109までをステージ2

B収縮期血圧180以上または拡張期血圧110以上をステージ3

と位置づけています。

収縮血圧と拡張期血圧とのステージが異なった場合、

例えば、収縮期血圧165、拡張期血圧95の場合は、より重症度の高いステージ2と分類されます。

また、収縮期血圧が高血圧の条件を見たし、拡張期血圧が正常高値以下であれば「収縮期高血圧」と認定されます。

例えば、収縮期血圧が160で拡張期血圧が85であれば、ステージ2の収縮期高血圧ということです。