「高血圧と食後」のページでは、高血圧症の方の食後に関する注意点について話題を提供しています。食後にすぐ運動したり脳を酷使することは身体の毒です。特に高血圧症が気になる方は、食後は十分休養するように努めましょう。

高血圧と食後

子供の頃、食後に横になると「牛になるぞ」と脅かされましたが、もちろんそんなことはありません。

食後は何もしないできちんと休養することが大事です。

特に、サラリーマンの場合は、休憩時間が1時間くらいしかないので十分な休養が取れないと思いますが、食後にスポーツで身体を動かしたり、将棋や碁などで頭を使うのはやめておいた方がいいです。

なぜならば、食後の心臓は、食べたもの消化するために大量の血液を胃や腸へ送らなければならないので、食後の運動や交感神経を刺激する将棋や碁などの頭脳ゲームは、心臓に余計な負担をかけて、過度の血圧上昇を招くからです。

高血圧症者の食後の留意点

特に運動は、胃腸に食べ物を詰め込んだまま身体を動かすことになるので、身体にとって毒以外の何者でもありません。

また、かつては、「早飯と何とかは芸のうち」といわれてきましたが、がつがつと急いでお昼を平らげると、血圧は20〜30ミリ程度急激に上がってしまいます。

仕事の遅れが気になるのであれば、多少お昼時間が後にずれ込んでも、仕事を済ませてからお昼にしてもいいと思います。

仕事を気にしながら、せかせかとご飯を詰め込んでいたのではなおさら血圧のためにはなりません。

昼食後に休息をとるのは、世界的な習慣ですから、いまさら、食後休養の必要性にふれる必要もないのでしょうが、未だ日本では、1時間足らずの昼休みも惜しんで、仕事に当てなければビジネス戦争に負けてしまうと思い込んでいる方が結構いるようです。

中近東や東南アジアでは、昼食後二時間くらいの休息は当然で、お昼時間になると、ほとんどのサラリーマンは家に帰って昼食を時間をかけてゆっくりとり、食べ終わったら、横になってひと眠りしてから再び出社するそうです。

お昼時間が二時間になるなど日本では考えられませんが、彼らから学ぶべき点はたくさんあると思います。

身体を壊してまで、地位や金銭的に裕福な生活を望むのか、自分の健康を最優先で考えるのかは、個人の自由意志で決定するべきことで、私がとやかく言うことではありませんが、健康を失ってしまってからその大切さに気づくかれる方もたくさんいます。